先日、4年ぶりにTOEICを受験したことを書きました。

オンラインで発表された結果を見たら、910点でした!
リスニング:455点
リーディング:455点
トータル:910点
リスニング、リーディングともに自己最高得点でした。公式試験で900点以上取ることができとても嬉しく思っています。4年前は820点だったので90点アップしたことになります。900点の壁も超えることができたので、その理由や今後の取り組みについて考えてみました。
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800点台をさまよっていた
学生時代〜新社会人の頃は750点くらいでしたが、社会人になって業務で実践を積むうちに、800点は確実に取れるようになっていました。
ただ、そこからはずっと伸び悩み…4年前までの数年間、800点台から抜け出せずにいました。
考えられる理由としては
- TOEIC対策のための事前の勉強をほとんどしていない
- 900点台は未知過ぎて、はじめから諦めモード
- 自分の業務には支障がない
などがあると思います。
職種や業界にもよりますが、TOEIC800点以上であれば転職などでも評価される可能性は高いです。実際私は転職したあと、自分の英語力でも社内で評価してもらえていると感じる場面は多くありました。
こうした状況に満足し、忙しさもあり、改めて自己研鑽することを怠っていたと言えるでしょう。
リーディングパートの得点が大幅改善

4年間の進歩
TOEICを4年前に受けて以来、ありがたいことに、業務でさらに英語に触れる機会が増えました。特に大量の長文を読む機会が増えたので、リーディングはかなり鍛えられた実感があります。
英語のウェブサイトを読み込んで情報をまとめる作業があり、ざっと読んで全体の意味をとることに慣れることができました。メールはもちろん、WhatsAppを使ってチャットもするなど、TOEICで出題されるような場面に遭遇することもありました。
実体験を積んだことで、全ての単語の意味が完全にわからなくても文脈から判断する力もついたと思います。
最後の設問に到達
以前までは、リーディングの最後の設問まで到達することができていませんでした。いつも時間が足りなくなるのです。読むスピード、理解するスピード、共に遅かったんですよね。
それが今回は最後の設問までじっくり読むことができ少し見直しをすることもできました。当てずっぽうではなく、きちんと確信を持ってマークできたことが高得点につながったと思います。
長文を読む絶対量を増やすことがカギ
このように、英語に触れる機会が圧倒的に増えたことで、TOEIC試験そのものにも対応できるだけの力がついたと思います。TOEICの対策も必要ですが、実体験での場数を増やすのも、英語力向上には必要なことだと実感しました。
リスニングは各国の特徴に慣れる必要がある
英語を公用語とする5カ国の違い
近年のTOEICでは、次の5カ国の英語がリスニング問題に使用されています。
- アメリカ
- イギリス
- カナダ
- ニュージーランド
- オーストラリア
日本人が一番慣れていて聞きやすいのはアメリカ英語と言われています。他の4カ国については、どの国のものかはわからなくとも、アクセントがあるな、聞き取りにくいなと感じることが多いです。わざわざ違う国の英語を混ぜてくるのがTOEICリスニングのポイントです。
4カ国の発音にも慣れる必要あり

今回の試験では、4カ国のアクセントの違いについて何も対策をしておらず、本番で冷や汗をかきました。思った以上に聞き取れなかったのです。
リスニングで高得点を狙うのであれば、アクセントの違いに充分慣れておく必要があると感じました。
仕事ではアジア圏の方と英語でやりとりする機会があり、その違いには慣れてきていたので、TOEICも大丈夫だろうとタカを括っていたのです。
甘かったですね。それとこれとは別でした。
リスニングでも実経験が役に立つ
アクセントに苦戦しつつも、話者の熱量やトーン、会話のテンポから「なんとなくこういうことを言ってるんだろうな」という推察で何問か切り抜けました。こうした推察ができるようになったのも、実践で多くの人と英語でやりとりした経験のおかげだと感じています。
特にコロナ禍になってからは、Zoomでのミーティングやウェビナーも全て英語で行うこともありました。間違っていても実際に使うことで、スピーキングとリスニングが鍛えられました。

まとめ:900点の壁を超えるには
TOEICはひとつの指標に過ぎませんが、それでも900点以上を取れたということは自信につながりました。
今回4年ぶりに試験を受けて感じたことは、読む・書く・話す・聴く、のいずれも絶対量を増やすことが、スコアアップにつながるということです。当たり前のことかもしれませんが、特に800点台から900点の壁を破るには、これが確実な方法だと思います。
文法や、できるだけたくさんの単語を覚えることも大切ですが、シチュエーションに対応できる、英語独特の表現や思考に慣れるということが、大きなプラスになるのです。
テスト対策ではなく、実体験の積み重ねで英語力が向上したということは、これまでの経験が実ったということで、自分にとって励みにもなりました。
英語学習に終わりはありません。これからも機会を見つけて更に英語に触れ、TOEICの試験対策もしっかりして、いずれ更なる高得点を目指したいと思います。